夜になっても暑いまま…ムシムシして寝苦しい… そんな日ってありますよね。
とはいえ、エアコンをつけっぱなしにするのは電気代がコワイ…という人におすすめなのが、扇風機に足元の冷却グッズをプラスする方法です。
この記事では、通販で買える冷却アイテム、どんな扇風機の使い方がいいのか、どうして足を冷やすと眠れるのか、わかりやすく紹介していきます。
なぜ足元を冷やすとよく眠れるのか?
人の体は、体の内側の温度(=深部体温)が下がると眠気を感じるしくみになっています。 でも、熱帯夜のように暑い日が続くと、この深部体温がなかなか下がらず、寝つきが悪くなってしまうんです。
そんなときに役立つのが「足元の冷却」。足には太い血管が集まっていて、冷やすと体の奥の温度(深部体温)が下がりやすくなるからです。寝つきが悪い夜こそ、「足元を冷やす」が意外と効果的。
たとえば「足湯のあとに冷たいタオルを巻くとスッと眠れる」という人もいますが、それと同じで、足元の温度コントロールは、実は睡眠の質に関わってくるんですね。
寝苦しい夜に!足元を冷やすのに効果的なグッズ
足元を冷やすためのグッズ、というのはあまりないので、足元でも使えるひんやりグッズも入れて紹介します。
アイスノン 冷却シート 大判サイズ 10枚入
【アイスノン 冷却シート 大判サイズ 10枚入】
シートサイズ10cm×14cmの大判サイズ。足元に貼って扇風機の風を当てるとヒンヤリ気持ちいい。冷たさは約6時間キープするというから、睡眠時間をしっかり冷やしてくれますね。肌にやさしい弱酸性。
足の裏に冷却ジェルをピッタリつける
【ケンユー 足らくさん 足裏冷却ジェル袋】
足の裏に密着させたまま眠れる点が好評の冷却ジェル。冷凍庫で冷やして使います。肌触りが良く、保冷剤も固くなりすぎない。凍らないタイプのため、溶けやすいが、キンキンに冷えるので「足が火照ってたまらない!」と言う時におすすめ。
柔らかいアイスノンをふくらはぎの下に
【白元アース アイスノンソフト 保冷枕】
カチカチにならないソフトなアイスノンを、両ふくらはぎの下に敷いて寝てみましょう。こちらは、持続時間12~14時間を謳っているので、朝まで持つはず。足の他、おなかに置いたり、手のひらを冷やしたり、色々冷やせます。
日本製の丈夫な氷枕に氷をつめて足元に
【romo corporation シリコン製水枕<日本製>】
エコで頑丈で、ずっと使いまわしができる日本製の氷枕に、凍りを一杯詰めて足元に置いてみよう。職人さんの手で、ひとつひとつ丁寧に作られた水枕は、100年前と変わらぬ製法で今も作りつづけられてる。柔らかいシリコン製だから、足の形にぴったりフィット。
急速冷却で使いたいときにすぐ使える
【不二ライフ スーパーひえぷる水まくら<日本製>】
水と氷ですぐ冷却、熱伝導率が高いポリウレタン製で、しっとりソフトでゴム臭もなく、クリアで中身も見える安心の氷まくらです。真ん中が凹んでいるので、2個買ってかかとを入れておくと足がヒンヤリ。
扇風機の風を上手に使う快眠テクニック
寝苦しい夜、扇風機を使うと少しラクになりますが、実は「風の当て方」がとても大事です。
寝ている間に直接体に風を当て続けると、体の表面からどんどん熱が奪われてしまい、必要以上に体温が下がってしまいます。その結果、朝起きたときに「なんだか体がだるい…」と感じたり、寝ている間に体が冷えて肩こりや頭痛の原因になることも。
そこでおすすめなのが、「足元の空気をゆっくり動かす」方法です。
足元は体の熱がこもりやすい場所なので、ここにやさしい風を送るだけでも熱がこもりにくくなり、体全体がリラックスしやすくなります。扇風機の風は直接体に当てるのではなく、壁や床に反射させて「間接的に」使うのがコツです。
また、サーキュレーターを使って部屋の空気をぐるぐると循環させると、冷気がたまりにくく、寝室全体がちょうどいい涼しさになります。
「風はやさしく・間接的に」――これが快眠のための扇風機テクニックです。
専門家の研究でも効果が示されています
足元をやさしく冷やすことや、扇風機の風をうまく使うことは、睡眠の質を保つうえでとても大切です。以下のような研究や医療サイトでも、その効果が確認されています。
- Elevated airflow can maintain sleep quality and thermal comfort of elderly people
– PubMedに掲載された研究で、0.8 m/sの風を体にあてることで、温度が高い環境下でも高齢者の睡眠の質と快適性が保たれたと報告されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31463952/ - Is It Healthy to Sleep with a Fan On?
– Healthlineの記事では、扇風機の風による冷却効果や空気循環のメリットがある一方、直接当てすぎによる乾燥やアレルギーへの配慮も重要とされています。
https://www.healthline.com/health/sleeping-with-fan-on
まとめ
寝苦しい夜は、エアコンだけに頼らなくても、ちょっとした工夫でぐっすり眠ることができます。 扇風機と足元の冷却グッズを上手に使えば、体を冷やしすぎず自然にリラックスモードに切り替わります。
ぜひ今年の夏は、「足から涼しくする快眠法」を取り入れて、熱帯夜でも快適に朝を迎えましょう!