炎天下に駐車した車のドアを開けたとたん、モワァ~・・・あっつ!!こんなん乗れんやん!(怒)って経験、夏の車あるあるですよね…
ど田舎住まいでどこに行くにも車は必須、毎年夏の車内に悩まされる筆者は少しでも暑さをマシに出来ないかとアレコレ試す毎日です。
ここではそんな筆者が、車内の温度がちょっとでも上がらない工夫やグッズをご紹介!
今日から実践できる対策で、灼熱の車内から解放されましょう!
なんで車の中ってあんなに暑くなるの??
日本自動車連盟(JAF) JAFの調査によると、真夏に車を日なたに30分ほど駐車しただけで、車内温度は50℃以上に達します。4時間後には55℃超え、ダッシュボードにいたっては70℃以上になることも。まさにサウナのような環境です。
参照:真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)
その主な原因は以下の2つです:
1. 温室効果(サンルーム効果)
太陽の光(短波)がガラスを通って車内に入り、車内の物体に当たって熱(長波)へ変換されます。この熱はガラスを通り抜けにくいため、車内にどんどんこもっていく仕組みです。
2. 熱の蓄積
ダッシュボードやシート、ハンドルなどが太陽熱を吸収し、それが内部にとどまって温度を引き上げます。こうした素材は一度温まると冷めにくく、エアコンをつけても冷えるまでに時間がかかります。
放っておくと車がダメージを受けることも
車内が高温になると、人が不快になるだけでなく、愛車にも以下のような影響が出ます:
- ダッシュボードのひび割れ・変形:直射日光で劣化が進みます
- シートの劣化・色あせ:革や布が傷んで見た目も悪化
- 電装品の故障リスク:ナビやドラレコなどの機器が熱で故障しやすくなります
- バッテリーの劣化:高温はバッテリーに大きな負担
- 内装からの異音:樹脂パーツの膨張や収縮でギシギシ音が発生することも
つまり、車は毎日「サウナ状態」にさらされ、少しずつダメージを受けているのです。
車内温度を下げる!3つの基本対策
暑さから車と家族を守るには、1つの対策では不十分。複数の工夫を組み合わせて行うことが大切です。ここでは、基本となる3つの対策を紹介します。
原則①:車内への日差し(熱)を「入れない」!
最も効果的なのは、そもそも熱源となる日差しを車内に入れないことです。
- サンシェードを使う(特にフロントガラス用は必須)
- 窓に断熱フィルムを貼る
- 車用カーテンやシェードで側面・後部もカバーする
原則②:熱を「逃がす」
効率的な換気で温度上昇を抑制、車内に入り込んでしまった熱気は、こもらせずに外へ逃がすことが重要です。
- 窓を少し開けて通気を確保
- 駐車中にソーラーファンなどの換気グッズを活用
- ドアを数回開け閉めして熱気を一気に逃がす方法も有効です
原則③:車内を「冷やす」
ここまでの対策でかなり快適になりますが、さらに一歩進んで積極的に車内を冷し、乗車時のストレスを完全になくす手段も取り入れましょう。
- 乗車前に窓を全開+エアコンで一気に排熱
- 冷感シートカバーやジェルクッションを使う
- ポータブル扇風機やミニ冷風機を活用
ど田舎ドライバーが厳選!車の暑さ対策おすすめグッズ
ここからは、上にあげた3つの対策を元に、炎天下だらけのど田舎ドライバーが、本当におすすめできるグッズを紹介します。それぞれ選び方のポイントも解説するので、車の暑さ対策に取り入れてみて下さいね。
※口コミレビューがあるものだけを掲載ています。選ぶときの参考にどうぞ。
1. 車内への日差しを「入れない」!物理遮断の最強グッズ
【マストバイ!】サンシェード(フロント・サイド・リア)
特徴と効果: フロントガラスだけでなく、サイドやリアガラスにも装着することで、車内の温度上昇をかなり抑えてくれます。特に、各車種に合わせた専用設計のものはスキ間なくフィットし、遮熱効果もバツグンです。ダッシュボードの劣化も防ぐため、愛車保護としても最重要アイテムです。
おすすめ商品
サンシェード(高遮熱・全面保護タイプ)
折りたたみ式リバーシブルサンシェード(UVカット機能付き)
【プライバシーも守る】遮光カーテン・プライバシーシェード
特徴と効果: 窓からの日差しを完全に遮断し、車内を暗室状態にすることで、温度上昇を抑制します。駐車時のプライバシー保護にも最適で、車中泊や仮眠の際にも大活躍。
マグネット式車内用遮光カーテン
多層構造プライバシーシェード(断熱性強化タイプ)
【貼るだけ簡単】断熱カーフィルム(IR/UVカット機能付き)
特徴と効果: 窓ガラスに貼ることで、赤外線(熱)と紫外線(UV)をカットし、車内への熱侵入を大幅に減らします。一度貼れば効果が持続するため、手軽に高効果を得たい方におすすめです。透明度の高いものを選べば、視界を妨げることもありません。
DIYのしやすい、 カット済みキットや貼りやすい素材のものもおすすめです。
DIY用高機能IR/UVカットカーフィルム
車種別にあります。自分の車種用を探してみて下さい。
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2. エアコンの風をもっと涼しく
【冷風をすーっと届ける】車用扇風機
車内の空気を循環させることで、部分的にこもった熱気を解消し、エアコンの冷気を効率よく行き渡らせます。シガーソケットやUSBで給電できるため、手軽に使えます。
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【エアコンの補助にも】車載扇風機・サーキュレーター
USB給電式クリップ型車載扇風機
3. 車内を「冷やして」快適に!乗車時のストレスをゼロにするグッズ
【乗車時の火傷を防ぐ】遮熱ハンドルカバー・冷感シートクッション
特徴と効果: 駐車時にハンドルに装着することで、火傷しそうな熱さを防ぎます。また、冷感素材のシートクッションや、送風ファン内蔵のシートクッションは、座った瞬間の不快感を大幅に軽減し、エアコンが効くまでの間も快適に過ごせます。
おすすめ商品:
アルミ遮熱ハンドルカバー
式送風ファン内蔵シートクッション
【最終兵器】
車載ポータブルクーラー・冷風機(ポータブル電源とセットで)
ここまでとなると、車中泊も視野に入りますが、何が何でもすぐに冷やしたい!と言う時のリーサルウェポン。
特徴と効果: エンジン停止中でも、まるでエアコンのように車内を冷やせる究極のアイテムです。乗車直後にすぐに涼しくなりたい方や、車中泊での快適性を求める方には絶大な効果を発揮します。高価なアイテムですが、その快適さは一度体験すると手放せません。
おすすめ商品:
【実践編】車内の温度上昇をおさえる方法
グッズを使うだけでなく、ちょっとした工夫でさらに効果を高めることができます。
ドアをバタバタする:
車に乗る前にすべてのドアを開けてドアを10回ほどバタバタさせます。室内が外の気温くらいには下がります。シートはまだ暑いと思うけど。
日陰に駐車する:
基本中の基本ですが、建物の陰や樹木の下など、日陰に駐車できる場所を探しましょう。これだけで車内温度はかなり変わります。
「窓を少しだけ開けておく」は賛否両論?:
ドアバイザーが付いている車であれば、窓を数センチ開けておくことで換気効果が期待できます。ただし、セキュリティ面や雨の侵入リスクを考慮し、短時間の場合や目の届く範囲に限定しましょう。防犯上のリスクがある場合はおすすめしません。
エアコンを「外気導入」で発進直後に換気:
乗車直後は、窓を全開にし、エアコンを全力にして「外気導入モード」にして2分ほど走りましょう。車内の熱気を一気に排出し、効率よく冷却できます。その後に窓を閉めて内気循環にします。
駐車する「向き」を意識する:
太陽の動きを予測し、直射日光が当たりにくい向き(フロントガラスや運転席側が日陰になるように)に駐車するのも有効です。
まとめ:かしこく対策をして夏のカーライフを乗り切ろう
夏の暑い日に車を駐車しておくと、車内がまるでサウナのように熱くなるのは、誰もが経験すること。
その暑さはただ不快なだけでなく、愛車にとっても思わぬダメージにつながってしまいます。
でも、この記事で紹介した「日差しを遮る」「熱気を逃がす」「しっかり冷やす」という3つの基本をおさえれば、その悩みはグッと軽くなります。
今回取り上げたグッズは、愛車を守るだけでなく、乗り込んだときのストレスも減らし、エアコンの負担を抑えることで燃費にもやさしい、うれしいアイテムばかり。
今年の夏は、もう「うわっ、暑っ…!」とならないために。
今日からできる対策で、車内も気分も快適に保ちましょう。
バッテリー上がりや鍵の閉じ込みって、暑い日に限って起きたりするもの。そんな時、頼れるサービスがあるだけで気持ちに余裕が生まれます。
筆者はもう10年以上、JAFに入っています。走行中のパンク、電気系統の不具合、ガソリンタンクの漏れ、駐車場でのラジエーターの故障・・・「入っててよかった」と心から思えました。あと、日本全国のJAF会員の割引もすごいです。私は地元の温泉を毎回半額で利用しています。
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